
この記事でわかること
「汗でベタベタ」「おしりがヒリヒリ」そんな悩み、ありませんか?
この記事では、finetrack(ファイントラック)のドライレイヤー®オールロードショーツを実際にオーストラリア中央部17日間の自転車走行で使用した体験をもとに、履き心地や汗処理性能、ほかのショーツとの違いを詳しく紹介します。
- おしりの痛みは軽減されたのか?
- 汗処理・速乾性は本当に優れているのか?
こんな疑問をお持ちの方に向けて、実体験をベースに忖度ナシでレビューします!
製品概要(特徴・スペック)
ファイントラックの「ドライレイヤー®オールロードショーツ」は、汗処理を徹底的に追求したパッド付きインナーショーツ。自転車だけでなく、登山やトレイルランニングなどとのマルチアクティビティを想定して開発された一着です。
■ 特徴まとめ
- リンクドライ®パッド搭載:5層構造で汗を素早く外に逃がす。ベタつき・蒸れを防ぐ構造。
- 薄手パッド採用:着たままハイキングなど他のアクティビティも快適に。
- 高通気素材+縫い止め仕様:蒸れづらく、長時間の着用でも快適。
- ドライレイヤー®生地採用:肌をドライに保つ独自素材。
- シンプルでフィット感の高い形状:どんなズボンにも合わせやすい。


■ スペック(公式サイトより)
項目 | 内容 |
---|---|
サイズ展開 | S / M / L / XL |
素材 | 本体:ナイロン88%、ポリウレタン12% パッド部:撥水層 ナイロン88%、ポリウレタン12%/吸汗拡散層 ポリエステル63%、複合繊維(ポリエステル)37%/導水層 ポリエチレンフォーム/衝撃吸収層 ポリウレタンフォーム |
パッド構造 | リンクドライ® パッド |
シーズン | オールシーズン |
重量(Lサイズ) | 81g |
価格(税込) | ¥8,360 |
→ 公式サイト:製品ページはこちら
購入した理由と使うシーン
この「ドライレイヤー®オールロードショーツ」を購入したきっかけは、オーストラリア縦断の自転車旅に向けてでした。
これまでの旅では、普通の短パン+下着スタイルで走っており、パッド入りのビブショーツなどは使用していませんでした。理由は、「空気抵抗を気にするようなレースではないし、旅中に脱ぎ着しづらくて扱いにくいから」。また、以前Amazonで購入した安価なパッド付きインナーではおしりが擦れてヒリヒリし、洗濯も面倒で使わなくなった経験があり、長距離サイクリング時のウェア選びには慎重になっていました。
そんな中、このファイントラックのショーツを選んだのは:
- ドライレイヤー技術への信頼(他のウェアでも使用経験あり)
- 洗濯しやすそう・すぐ乾きそう
- パッドのクッション性に期待
- 旅中のギアは「手間がかからない」ことが最優先
そして何より、自転車からそのままハイキングに移れる「シームレスさ」が大きな決め手でした。今回の旅では、ウルルやキングスキャニオンなどのハイキングも予定していたため、「ズボンを履き替えずそのまま行ける」というのは大きな魅力だったのです。
もちろん、8,360円(税込)という価格は決して安くはありませんが、「快適性」と「信頼性」を重視して思い切って導入することにしました。
使用シーン:
- オーストラリア自転車旅(17日間)
- キングスキャニオン、ウルル、カタジュタでのハイキング
- ※気温は最高35℃、最低17℃。乾燥した気候。
実際に使ってみた感想(履き心地・通気性・汗処理など)
■ おしりの痛みは軽減された?
はい、明確に痛みは軽減されました。
過去の旅では短パン+普通のパンツスタイルで走っていたため、おしりがヒリヒリになり、翌日も痛みを引きずることが多々ありました。しかしこの「ドライレイヤー®オールロードショーツ」ではヒリヒリ感ゼロ。
100kmを超える走行ではさすがに多少の痛みはありましたが、それでも従来の装備と比べれば格段に楽。姿勢やポジション調整でもっと快適になる余地もあると感じました。

■ 太ももの締め付け感は?
締めすぎず、緩すぎずの絶妙なフィット感。
ピタッと身体に沿う感覚はありながら、締めつけすぎて不快になることはなく、ズレることもありませんでした。動いてもズレにくいので、ストレスが少ないのが特徴です。
■ 汗処理・蒸れ・においはどうだった?
ここが最も印象的でした。
汗のベタつきが少ない。蒸れ感がない。においもほとんど気にならない。
パッド付きのインナーショーツは「蒸れる・におう・乾かない」といった三重苦がありがちですが、このショーツはそれを完全に克服しています。
ドライレイヤー構造のおかげか、汗をかいても生地が肌に張りつかず、サラッとした感触が続きました。
「洗ってないのにもう一回着ても気持ち悪くなかった」というのは、このドライ感によるものだと感じています。
■ 洗濯のしやすさ・乾きやすさ
この点でも大満足です。
旅中は手洗いで洗濯していましたが、絞るとかなりの水が出てきて、干してすぐに乾く印象。
しかも、生地が分厚くないので絞りやすい。
オーストラリアの乾燥した気候の影響もありますが、それを差し引いても「洗濯が楽、乾きが早い」という印象は強く残りました。
■ ハイキング中の履き心地
自転車旅中にそのままハイキングに移行できるのがこの商品のウリですが、歩行中の違和感はほんのわずか。
太ももを上げたりしゃがんだり、小走りする程度の動きでも問題なし。パッド付きであることを忘れるぐらい快適でした。

メリット・デメリットまとめ
実際に17日間のオーストラリア自転車旅で使ってみて感じた、ドライレイヤー®オールロードショーツの「良かった点」と「惜しかった点」をまとめておきます。
✅ メリット
- おしりの痛みが軽減
長距離を走ってもヒリヒリしない。パッドの厚みは薄めだけど、快適性は十分。 - 汗処理が抜群に快適
ベタつかない・におわない。洗ってもすぐ乾く。毎日使い続けられる安心感。 - 履き心地が自然でズレにくい
太ももの締め付け感が“ちょうどいい”。ビブショーツじゃなくてもズレない。 - そのままハイキングにも行ける
ハイキング中も気にならず、しゃがむ・登る・走るなどの動作もスムーズ。 - 地べたに座るキャンプ中も快適
パッドがちょうど座布団代わりになり、ゴツゴツ感を軽減してくれる。 - どんなズボンにも合わせられる
上に履くズボンを選ばない。タイツやハーフパンツにも◎。
❌ デメリット
デメリットは特に思いつきません。ビブショーツがいいと思う人もいるかもしれないので人それぞれの好みかと思います。あえてあげるなら下記
- 値段は安くはない(税込 ¥8,360)
格安ショーツと比べると高価。ただし品質・快適性は段違い。
こんな人におすすめ
実際に使用した経験から、このファイントラック「ドライレイヤー®オールロードショーツ」は、こんな人におすすめです。
自転車旅・ツーリングをする人
・長距離でもおしりを守りたいけど、ビブショーツはちょっと…という人にぴったり。
・旅先でズボンを履き替える手間を減らしたい人にも最適です。
キャンプや登山を組み合わせる人
・自転車+ハイキング、キャンプなどマルチアクティビティを楽しむ人に向いています。
・汗処理がよく、濡れても不快感が少ないので、動き回るアクティビティに強いです。
洗濯しやすさ・乾きやすさを重視する人
・毎日洗ってもすぐ乾くので、長期旅の荷物削減にもつながります。
・「洗濯していないショーツを翌朝もう一度履くときの不快感」が少ないのも大きな魅力です。

安さよりも快適性を優先したい人
・Amazonの格安ショーツで失敗した人や、少し高くても良いものを長く使いたい人にはおすすめ。
・しっかりしたブランドの安心感と、ドライレイヤー由来の高性能が揃っています。
まとめ
ファイントラックの「ドライレイヤー®オールロードショーツ」は、
快適性・汎用性・メンテナンス性の三拍子がそろった、自転車旅の強い味方でした。
実際に使ってみて、
「もうこれ以外履きたくない」と思えるくらいには快適でした。
パッド付きショーツ=ロードレーサー向けというイメージが強いですが、
このショーツは「旅人」の視点に立って設計されているのが伝わってきます。
走る・登る・食べる・寝る——そのすべてのシーンを快適にしてくれる一本。
値段は決して安くはないですが、
「旅を快適にするための自己投資」としては十分に元が取れるギアだと思います。
あなたは、自転車に乗るときのお尻の痛み、我慢していませんか?
「いつか長旅に出たい」そんな思いがあるなら、
快適な装備をそろえて、一歩踏み出してみるのもアリですよ。
気になったらぜひチェックしてみてください。
コメント